日本国の象徴である日章旗

君が代

 

国歌である「君が代」についての意味

 

『君が代』とは・・・

10世紀の初頭、平安初期の『古今和歌集』に「詠み人知らず」として採録。
ただし、ここでは「我が君は…」となっている。
これが平安中期の『和漢朗詠集』に写された際、「君が代は…」となった。

国歌として最も古いのは、16世紀後半のオランダ国歌「ウィルヘルム」だが、
国歌の「歌詞」としては、『君が代』はオランダ国歌よりも、さらに600年も古く、世界最古である。

1869年(明治2年)、大山巌が、天皇が臨席する儀式用の歌として『君が代』を選んだ。
当初、イギリス人の軍楽隊教師が曲をつけたが定着しなかった。

その後、1880年(明治13年)、宮中の雅楽の楽人がメロディーをつけ、
ドイツ人が編曲し、天長節に初めて演奏され、1893年(明治26年)8月12日、文部省が『君が代』等を収めた
「祝日大祭日歌詞竝樂譜」を官報に告示。小学校の儀式用唱歌とされた。

1903年(明治36年)、ドイツで行われた「世界国歌コンクール」で『君が代』は一等を受賞した。

歌詞の意味

(1)「さざれ石の巌となりて」について

「さざれ石というのは、細かい石のことです。さざれ石が固結した岩石を礫(れき)岩といいます。つまり、さざれ石は巌になるのです。その順序はこうです。

日本列島やアルプスやヒマラヤ山脈などのできかたをみると、大陸の周辺に地向斜という細長い海ができる。そこに大陸から運ばれてきた小さな石(さざれ石)が堆積を続け何千万年という長い間に、圧力で固結して岩石となる。そこが、やがて地殻変動で、隆起して山脈となる。・・・という一連の現象が、地質学の造山論の骨子であります。地質学発達以前にできた「君が代」が科学的にみて、現代の地質学の理論にピタリと合っているのは不思議なくらいで、歌詞には非科学的なところは少しもないというのが地質学者の見解です。

(2)「君が代は、千代に八千代に」について

これは、「天皇の御代がいついつまでも」と言うような意味です。現代は、民主主義の時代であるのに、天皇を讃える歌を歌うのは矛盾しているという考えもありますが、それは、表面的な解釈と申せましょう。

 現憲法の第一条には、「天皇は、日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴である」
とあります。象徴という言葉を考えてみましょう。「鳩は、平和の象徴である。」というように象徴とは、目に見えないもの表現しにくいものを、目に見えるような形に表したものです。
 天皇は、日本国民が一つに統合されるシンボルということになっています。したがって、「君が代は、千代に八千代に・・・」の意味は、現憲法に照らしてみても、「日本及び日本国民が、いついつまでも平和で栄えますように」という意味になります。ですから、民主主義とは、少しも矛盾しないことになります。

 イギリスの国歌は、世界で最も古く有名なものですが、労働党内閣ができても、「神よ、守れ、女王を」と歌っています。それで、民主主義と少しも矛盾しないことを、イギリス人は知っているのです。