私の写真館 5 木立山荘との出会い

 信州にある乗鞍岳の梺にある会員制の「木立山荘」です。
 初めて行ったのは、まだ独身のころでした。友人と2人で気ままな2拍3日の旅、この数年前に旅先で知り合いになった友人と泊まった民宿に再び泊まろうと思い、乗鞍スーパー林道から下ってしばらくすると左の写真の白樺に囲まれた建物が目に付きました。
 小さな看板には、「民宿木立山荘」と書いてあったので、ちょっとオシャレな感じがするので、泊まろうとチャイムを鳴らしました。すると年輩の女性とその娘さんらしき人が出て来て、何やらジロジロ見つめて「ここは会員制なんですけど・・ちょっと待ってね」と言い、奥に戻り今度は経営者らしき、年輩の男性が出てきました。

何を話したのかは思い出せないのですが、急ににこやかになり「それじゃあ中に入って」と招き入れてくれました。広間の奥には暖炉があり、先客が数名話し込んでおられていたので、その横あたりに座らせてもらいましたが、なんだか場所を間違えたかな・・・なんて思いながら徐々にくつろぐ事が出来て来ました。

 暖炉で赤々と燃える「薪」、初めての経験・・・ゆらゆらと炎を踊らせ、木の中の水分が弾ける音だろうか、熱で木が割れていく音だろうか、時折「ピシ・・ピシ」と小さな音が聞こえて来ました。見ているといつまでも飽きなく、耳もとに流れる軽やかな音楽を聞きながらグラスを空け、気が付けばあっという間に2時間ほど側でくつろいでいました。暖炉の側には「レコード室」があって、沢山のレコードがストックされて自分の好きな曲をかって気ままに次から次へとかけて、どっぷりと一人の世界に溶け込んで行けます。それから後に行く時は、自分の好きなレコード(タンゴやラテン系やドヴォルザ−クの新世界など)を持ち込んで、朝から夜更けまで聴いていた事を、今懐かしく思い出します。
これがきっかけで、このあと数10回宿泊する様になりました。いろいろな思いでがある思いで深い山荘です。
どうしてるのかな・・・

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